Question
「トランザクション・ロールバック」の①や②の、『墓地の通常罠カード１枚を対象として発動できる。この効果は、その通常罠カード発動時の効果と同じになる』について、
(A)「アームズ・コール」はテキストに『このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない』条件を持ちますが、既に自分が「アームズ・コール」を発動したターンに、墓地の「アームズ・コール」を対象として「トランザクション・ロールバック」の効果を発動できますか？
(B)「砂塵の大嵐」を対象とする場合、「砂塵の大嵐」のテキストに記載された条件『このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない』を満たす必要はありますか？
(C)「巨星墜とし」を対象とした時、テキストに記載されている『このカードの発動に対してレベルを持たないモンスターの効果は発動できない』はどうなりますか？
(D)バトルフェイズ終了時以外のタイミングで、『相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる』発動条件を持つ「拮抗勝負」を対象として発動できますか？
(E)「紅き血染めのエルドリクシル」を対象とした場合、『このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない』は適用されますか？
(A)「アームズ・コール」はテキストに『このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない』条件を持ちますが、既に自分が「アームズ・コール」を発動したターンに、墓地の「アームズ・コール」を対象として「トランザクション・ロールバック」の効果を発動できますか？
(B)「砂塵の大嵐」を対象とする場合、「砂塵の大嵐」のテキストに記載された条件『このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない』を満たす必要はありますか？
(C)「巨星墜とし」を対象とした時、テキストに記載されている『このカードの発動に対してレベルを持たないモンスターの効果は発動できない』はどうなりますか？
(D)バトルフェイズ終了時以外のタイミングで、『相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる』発動条件を持つ「拮抗勝負」を対象として発動できますか？
(E)「紅き血染めのエルドリクシル」を対象とした場合、『このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない』は適用されますか？
Answer
「トランザクション・ロールバック」の①の効果については、元の通常罠カードに記載されている『１ターンに１度しか発動できない』や『１ターンに１枚しか発動できない』を無視でき、かつそのカードがコストを必要とするカードであってもそのコストを無視できます。ただし、それ以外のカード・効果の発動の条件を持つ通常罠カードについては、その条件が満たされている状況で対象とする必要があります。
（「闇よりの罠」「フェイク・フェザー」「ラビュリンス・バラージュ」についても同様に、元となるカードが持つ条件を満たすように発動する必要があります。）
「トランザクション・ロールバック」の②の効果についても同様に、元の通常罠カードに記載されている『１ターンに１度しか発動できない』『１ターンに１枚しか発動できない』やコストを無視できます。加えて、②の効果はカードの発動を行わないため、カードの発動の条件『このカードを発動するターン、』を持つ通常罠カードについてもそれを無視して対象にできます。ただし、効果の発動の条件を持つ通常罠カードについては、その条件が満たされている状況で対象とする必要があります。
（「ジャンク・コレクター」の効果についても同様に、元となるカードが持つ条件を満たすように発動する必要があります。）
「トランザクション・ロールバック」の①や②の効果の処理時には、対象のカードに記載されているテキストのうち効果処理の部分については原則として適用されます。ただし、『このカードを発動したターン』のようにカードの発動を行っていたことを条件とする処理が含まれる場合、カードの発動を行っていた（①の効果の対象とした）のであればその処理も行いますが、カードの発動を行っていなかった（②の効果の対象とした）のであれば、その処理は行われません。
(A)対象にできます。
上述の通り、『このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない』は無視できます。「トランザクション・ロールバック」の①の効果の対象とする場合でも②の効果の対象とする場合でも同様です。
(B)そのテキストは「砂塵の大嵐」のカードの発動に関する条件ですので、「トランザクション・ロールバック」の①の効果の対象とするのであれば満たす必要があります。（バトルフェイズを行ったターンには「砂塵の大嵐」を対象にできず、「砂塵の大嵐」を対象にするターンにはバトルフェイズを行えません。）「トランザクション・ロールバック」の②の効果の対象とする際にはこの条件を無視できます。
(C)そのテキストは「巨星墜とし」のカードの発動の条件ではなく、効果処理でもありません。したがって、「トランザクション・ロールバック」の①の効果の対象とする場合でも②の効果の対象とする場合でも考慮しません。（お互いに「トランザクション・ロールバック」のカードや効果の発動にチェーンして、レベルを持たないモンスターの効果を発動できます。）
(D)発動できません。
『相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合』および『自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる』は「拮抗勝負」の効果の発動の条件ですので、「トランザクション・ロールバック」の①や②の効果の対象とする際にも満たす必要があります。
(E)そのテキストは効果処理の内容ですが、カードの発動を行ったことを条件としています。そのため、「トランザクション・ロールバック」のカードの発動を行っていた（①の効果の対象としていた）場合には適用されますが、カードの発動を行っていなかった（②の効果の対象としていた）場合には適用されません。
（「闇よりの罠」「フェイク・フェザー」「ラビュリンス・バラージュ」についても同様に、元となるカードが持つ条件を満たすように発動する必要があります。）
「トランザクション・ロールバック」の②の効果についても同様に、元の通常罠カードに記載されている『１ターンに１度しか発動できない』『１ターンに１枚しか発動できない』やコストを無視できます。加えて、②の効果はカードの発動を行わないため、カードの発動の条件『このカードを発動するターン、』を持つ通常罠カードについてもそれを無視して対象にできます。ただし、効果の発動の条件を持つ通常罠カードについては、その条件が満たされている状況で対象とする必要があります。
（「ジャンク・コレクター」の効果についても同様に、元となるカードが持つ条件を満たすように発動する必要があります。）
「トランザクション・ロールバック」の①や②の効果の処理時には、対象のカードに記載されているテキストのうち効果処理の部分については原則として適用されます。ただし、『このカードを発動したターン』のようにカードの発動を行っていたことを条件とする処理が含まれる場合、カードの発動を行っていた（①の効果の対象とした）のであればその処理も行いますが、カードの発動を行っていなかった（②の効果の対象とした）のであれば、その処理は行われません。
(A)対象にできます。
上述の通り、『このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない』は無視できます。「トランザクション・ロールバック」の①の効果の対象とする場合でも②の効果の対象とする場合でも同様です。
(B)そのテキストは「砂塵の大嵐」のカードの発動に関する条件ですので、「トランザクション・ロールバック」の①の効果の対象とするのであれば満たす必要があります。（バトルフェイズを行ったターンには「砂塵の大嵐」を対象にできず、「砂塵の大嵐」を対象にするターンにはバトルフェイズを行えません。）「トランザクション・ロールバック」の②の効果の対象とする際にはこの条件を無視できます。
(C)そのテキストは「巨星墜とし」のカードの発動の条件ではなく、効果処理でもありません。したがって、「トランザクション・ロールバック」の①の効果の対象とする場合でも②の効果の対象とする場合でも考慮しません。（お互いに「トランザクション・ロールバック」のカードや効果の発動にチェーンして、レベルを持たないモンスターの効果を発動できます。）
(D)発動できません。
『相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合』および『自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる』は「拮抗勝負」の効果の発動の条件ですので、「トランザクション・ロールバック」の①や②の効果の対象とする際にも満たす必要があります。
(E)そのテキストは効果処理の内容ですが、カードの発動を行ったことを条件としています。そのため、「トランザクション・ロールバック」のカードの発動を行っていた（①の効果の対象としていた）場合には適用されますが、カードの発動を行っていなかった（②の効果の対象としていた）場合には適用されません。
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2023-06-10